2024年03月07日号
今週の活動報告です。
- 潟杜・Ⅰ:8作目を2話まで公開
- 潟杜・Ⅱ:完結済作品の一部を「第10回 角川文庫キャラクター小説大賞」に応募
8作目「二を構成する膜と鱗粉 Isometric pieces」を各種サイトで2話まで公開しました。大変お待たせいたしました。
5~7作目にかけてボリュームのある話が続いていたので、今回はさくっとコンパクトに、でも小旅行みたいな浮遊感のある回にしたいな、と思っています。
・パート数がこれまでよりも少ない予定です。
・それに伴いパートあたりの文字数が増えるかもしれません。
・不定期更新で、ボリュームによっては更新間隔が空くかもしれませんが元気で生きている限り最後まで書きます。
タイトルにも滲み出ているのですが、「小洒落たい……」という欲求に思いっきり素直に従っています。
新作の執筆を終えて久しぶりに潟杜シリーズを書ける嬉しさと相まって、タイトルや話の運び方を考えている時はものすごく楽しかったです。
そういった事を考えている時、わたしは頭の中で糸車がギュンギュン回っているイメージが湧きます。
自分が温めてきたアイデア、蓄積してきた色んな知識、表現したい事、そして糸車を回している今この瞬間に生まれるひらめき、そういったものを余すところなく取り込んで、破綻のない一本の糸に仕上げていくようで、静かな興奮を覚えるほどです。
楽しさに任せてガーッと書ける所まで書いた結果、HPもMPも使い果たしたようで今日一日ぐったりしていました。ちゃんと8時間寝ているのに解せぬ。
Ⅱの話題について。
度々「潟杜シリーズは長編として応募するには文字数が少なく、短編とするには長過ぎる。かといって全作合わせると長編の上限も超える」と嘆いていましたが、最近、とある読者の方から頂いたメッセージをきっかけに、
(オムニバス形式を取っているんだから、別に「単発で応募」か「全作で応募」の二者択一じゃなくてもいいのでは?)
と気付きました。
わたしにとって潟杜シリーズは、技術を総動員して、あらゆる好きなものを詰め込んで書いている掛けがえのない作品です。これで勝負しないんならどこで勝負するんじゃい、と思いました。
今の所、発表順と作中の時系列が一致していますので、その順番さえ崩さなければ「これだ!」と思える作品を2つ3つピックアップして「オムニバス形式の▲編です」で応募するのも(規約で禁止されていなければ)いいんじゃないか、と考えました。
そういう理由で、潟杜シリーズを完結まで持っていきつつも適度に勝負していこうと思います。
皆さんから頂く温かいお言葉やリアクションやPV数に、日々元気づけられている事は変わりません。
何卒、今後ともよろしくお願いいたします。